ディベヒ語

ディベヒ語
ディベヒ語(ディベヒご、ދިވެހި)は、インド・ヨーロッパ語族に属する言語. 話者数はおよそ30万人. モルディブ共和国の公用語でモルディブ周辺のにも話者がいる.

ディベヒ語はスリランカと地理的な近さからシンハラ語の影響を多く受け、現代ディベヒ語の構築には英語、ヒンディー語、フランス語、ペルシャ語、ポルトガル語なども影響している. シンハラ語とともにインド語派の中でも最南部で話されているグループであり、他の言語にはない特徴を持っていることから、この2つの言語はもともと同じで、後から分岐したのではないかと推測されている. 1700年頃までは左から書かれていたが、モルディブでのイスラム教の普及に伴いアラビア語の影響を受けて徐々に右からになった. 20世紀前半からは公用文章も右からになり、1960年代には孤島に残っていた左書きの使用者が絶えてしまった.

モルディブおよびその周辺は北から南へ広範囲に渡って島が点在しているため各島の方言差は大きく、北の人が南の方言を聞いても全く理解できないという.

  • モルディブ
    モルディブ共和国(モルディブきょうわこく、ދިވެހިރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ, )、通称モルディブは、インドとスリランカの南西のインド洋にある島国. 首都はマレ.

    正式名称は ދިވެހި ރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ ( ディベヒ語: ラテン文字転写はDhivehi Raajjeyge Jumhooriyyaa. 読みはディヴェヒ・ラーッジェーゲ・ジュムフーリッヤー). 通称、Raajje.