コアウイラ州 (Estado de Coahuila de Zaragoza)
コアウイラ州は北部でアメリカ合衆国のテキサス州と国境で512km接する. 東部はヌエボ・レオン州、南部はサン・ルイス・ポトシ州、サカテカス州と接し、西部でドゥランゴ州およびチワワ州と接する. 州の領域は151,571km2で、メキシコで3番目に大きい. 同州は38の自治体を含む.
標高の低い北部は夏の暑さが厳しいため、州都 サルティーヨやトレオン、モンクローバ(前州都)などの主要都市は南部の高原に位置している. 北部のアメリカ=メキシコ国境にはピエドラス・ネグラスなどの都市がある.
2010年国勢調査で州の人口は2,748,366人で、50%がサルティーヨ自治体とトレオン自治体に住んでいる.
2019年11月30日、アメリカ国境から約60km南のビヤウニオン市において、麻薬密売組織と思われる武装集団と治安部隊の銃撃戦があり、警察官や民間人を含む19人が死亡. 当局は、武装集団の制圧に成功した. 州知事は会見で、以前より犯罪組織がコアウイラ州への進出をはかっていたと述べ、「組織犯罪の侵入を許さない」と強調した.