ザーヘダーン (Zahedan)
周辺地域には古い遺跡が残るものの、ザーヘダーン自体は近く20世紀に発展した街である. 1930年代に州行政中心地となる以前は, 小村に過ぎなかった. この小村は「ドズダーブ」、すなわち盗賊の場と呼ばれていた. ドズドとは盗賊であり、アーブは水を意味する. ルート砂漠に跳梁する盗賊が、砂漠東淵のこの地に頻繁に水を求めたための名である.
1923年のレザー・シャー・パフラヴィーの即位後、「ドズダープ」はザーヘダーンとなった. ザーヘダーンは、敬虔を意味する「ザーヘド」の複数形である. これについて、シャーが街を訪れた際に多くのシーク教徒を見たためとする説がある. 彼らの伝統的な振る舞いをみて、シャーは都市住民を敬虔な人びとと解釈したという. 実際にはシーク教徒は多くはなかったが、移民が交易に従事しており目立つ存在ではあった.
以降、人口は1956年には17,500人に達し、1976年には93,000人と5倍近くに増加している. 1980年以降は、ソヴィエト連邦のアフガニスタン侵攻により多数の難民が流入、この影響も受けて1986年には281,000人、2001年の見積もりでは590,125人となっている.
地図 - ザーヘダーン (Zahedan)
地図
国 - イラン
イランの国旗 |
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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IRR | イラン・リヤル (Iranian rial) | ï·¼ | 2 |