バーモント州 (Vermont)
アメリカ合衆国北東部、ニューイングランド地方の内陸に位置し、西部をニューヨーク州、東部をニューハンプシャー州、南部をマサチューセッツ州、北部をカナダ・ケベック州に隣接する. 西のニューヨーク州との境界の半分はシャンプレーン湖である. 面積は、全米50州のうち45位. 人口643,077人は、ワイオミング州に次いで全米で2番目に少ない. 州都はモントピリア市であり、人口は8,074人(2020年国勢調査) で、全米50州の州都では最も少なく、唯一10,000人に満たない. 州内で最大の人口を抱える都市であるバーリントン市でも、その人口は44,743人(2020年国勢調査) で、全米50州各州の最大都市の中ではこれまた最少である. 全米50州のうち、州の最大都市の人口が50,000人に満たないのは、バーモント州の他にはウェストバージニア州(チャールストン市、2020年国勢調査時点での人口48,864人 )の2つだけである. なお、バーリントン都市圏の人口は225,562人(2020年国勢調査)を数え、ワイオミング州のシャイアン都市圏(2020年国勢調査時点での人口100,512人 )やモンタナ州ビリングス都市圏(同、164,731人 )よりも多く、州の総人口の約1/3を占める.
現在バーモント州になっている地域にはインディアンの主要2部族、アルゴンキン語族を話すアベナキ族とイロコイ族が住んでいた. フランスが植民地化初期にこの地域の領有主張していたが、七年戦争(アメリカ大陸ではフレンチ・インディアン戦争)の終わった1763年に、フランスはイギリスに割譲した. その頃から近くの植民地であるニューハンプシャー植民地とニューヨーク植民地がその領有を争っていた. 当時はニューハンプシャー認定地と呼ばれていた. これらの植民地から土地所有権を認められていた開拓者に対し、グリーン・マウンテン・ボーイズと呼ばれた民兵隊が対抗し、独立国であるバーモント共和国を創ることになった. この共和国はアメリカ独立戦争中の1777年に建国され、14年間続いた. 13植民地以外では合衆国加盟以前に主権国家だった現在の4州の1つである. 1791年、13植民地以外の最初の州として14番目のアメリカ合衆国の州になった. 独立国時代から奴隷制度を廃止しており、合衆国加盟時に奴隷制度を廃止した最初の州になった.
州内にグリーン山地があり、州の多くは、山岳と森林で占められ、愛称は「Green Mountain State」である. 自動車のライセンスプレートも緑色である. 名産であるメープルシロップの生産量は全米で最大である.
地図 - バーモント州 (Vermont)
地図
国 - アメリカ合衆国
アメリカ合衆国の国旗 |
アメリカ合衆国(United States of America)の頭文字を取って「U.S.A.」もしくは「USA」、合衆国(United States)の頭文字を取って「U.S.」もしくは「US」、または単にアメリカ(America)とも称される.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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USD | アメリカ合衆国ドル (United States dollar) | $ | 2 |