メキシコシティ (Ciudad de México)
なお、国名と同一名称のため「市」に相当する単語を付けて呼ばれるのが通例となっており、メキシコの公用語であるスペイン語では「シウダー・デ・メヒコ」(Ciudad de México) と発音される. 日本では、主に用いられる英語名の他にメキシコ市と呼ばれる場合もある.
メキシコ最大の都市であり、2016年の近郊を含む都市圏人口は2,023万人であり、世界第12位である. メキシコのみならずラテンアメリカの経済の中心地の一つであり、2014年の都市圏GDPは3,837億ドルである. これはラテンアメリカではサンパウロ(ブラジル)に次ぐ第2位であり、世界では第18位に位置する.
日本の森記念財団都市戦略研究所が2016年に発表した「世界の都市総合力ランキング」では、世界37位と評価されており、ラテンアメリカでは首位である. また、アメリカのシンクタンクが2016年に発表した世界都市ランキングにおいて、世界39位と評価されており、ラテンアメリカではブエノスアイレス(アルゼンチン首都)、サンパウロに次ぐ3位である.
かつて行政上の正式名称は連邦区(Distrito Federal、D.F.)だったが、2016年にメキシコシティ(Ciudad de México)に変更され、独立した州となった.
アステカ王国のかつての首都テノチティトランでもあった.