ヴィリニュス (Vilnius)
ヴィリニュスは、・ネリス川沿いに位置し、リトアニアの南東と地理的に偏ったところにある. これは過去数世紀の間に国境の形が変わっていったことと関係している. かつてリトアニア大公国の時代にヴィリニュスは国土の中央にあった.
1994年に旧市街はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された. また、2009年には欧州文化首都に選ばれたこともある.
リトアニアにおける公用語であるリトアニア語では「Vilnius ヴィルニュス 」と表記される. また、ソ連時代にはロシア語で「Вильнюс ヴィリニュス 」と表記されていた.
日本語においては、ロシア語表記にもとづいて「ヴィリニュス」と表記されることが多かったが、リトアニアの独立回復以降は、リトアニア語にもとづいて「ヴィルニュス」と表記する例も増えてきている. そのほか、新聞などでは「ビリニュス」や「ビルニュス」とも表記される.
歴史的には、ロシア帝国時代においては当時のロシア語で「ヴィリナ」(Вильна)と呼ばれ、ポーランド第二共和国時代においてはポーランド語で「ヴィルノ」(Wilno)と呼ばれた. また、人口の多くを占めていたユダヤ人からはイディッシュ語で「ヴィルネ」()とも呼ばれた. そのほか、ベラルーシ語では「ヴィルニャ」()、ドイツ語では「ヴィルナ」(Wilna)、ウクライナ語では「ヴィルノ」()と呼ばれる.
地図 - ヴィリニュス (Vilnius)
地図
国 - リトアニア・ソビエト社会主義共和国 (1918年-1919年)
リトアニアの国旗 |
外向きにはリトアニア人自らによる社会主義革命の産物であるかのような体裁がとられていたが、その実態はを正当化するためのソビエト・ロシアの傀儡政権に過ぎなかった. 一方でソ連の公的プロパガンダに拠って立つ歴史家によれば「ソビエト・ロシア政府がこの若きリトアニア・ソビエト共和国を承認したという事実は、米英の帝国主義者が宣伝する、ソビエト・ロシアがバルト諸国に対する強欲を抱いているというデマを打ち砕くものである」とされている.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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EUR | ユーロ (Euro) | € | 2 |