プライア (Praia)
カーボベルデの総人口の1/4に相当する約12.5万人の人口を持ち、都市規模は国内で最大. 首都ということもあって同国の政治・経済の中心地として機能しており、サンティアゴ島の南東岸に位置することから港湾都市でもある.
市の中心部(中心業務地区)は「高原」を意味するPlateauと呼ばれるが、これは文字通り中心部が小さな高原上にあることに由来する.
1615年、サンティアゴ島南東部の小さな高原(現在、Plateauと呼ばれる区域)に、ポルトガル人入植者によってプライア・デ・サンタマリアという名の町が建設された. これが現在のプライアの始まりである. この高原が町建設の場として選ばれたのは、海岸沿いに位置し、船舶にとって好条件が揃った良港になりうるためである.
町の建設当時、ポルトガル領カーボベルデの中心都市はプライアから15km離れたリベイラ・グランデ(現在のシダーデ・ヴェーリャ)であり、プライアは小さな密輸港に過ぎなかった. しかしリベイラ・グランデは、イギリスのフランシス・ドレークをはじめ多くの海賊や外国の脅威にさらされ、次第に荒廃. リベイラ・グランデの人々は次々と近郊のプライアへと居を移し、1770年にはプライアがポルトガル領カーボベルデの新たな中心地となった. 1858年には町から市へと昇格している.
カーボベルデが1975年に独立すると、プライアはその首都となり、現在に至るまで引き続き国家の中枢としての地位を保っている.
地図 - プライア (Praia)
国 - カーボベルデ
カーボベルデは群島で構成されている島国である. 15世紀までは無人の状態であったがポルトガルの探検家により、この群島が発見されて以降に入植計画が立ち上げられ、熱帯地方における最初期のヨーロッパ人入植地として確立したのを機に15世紀から1975年までポルトガル領となった. 独立に際してアフリカ大陸部のギニアビサウと連邦を形成する計画があったが、1980年に同国で発生したクーデターによって頓挫し、現在に至っている.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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CVE | カーボベルデ・エスクード (Cape Verde escudo) | Esc or $ | 2 |
ISO | 言語 |
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PT | ポルトガル語 (Portuguese language) |