アルメニア (Republic of Armenia)
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アルメニアの国旗 |
西アジアのアルメニア高原に位置し 、西はトルコ、北はジョージア、東はアゼルバイジャンと事実上の独立国であるアルツァフ共和国、南はイランとアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァンと国境を接する. 古代の文化遺産を持つ、複数政党制・民主主義の国民国家である. 同国は発展途上国であり、人間開発指数(2018年)では81位にランクされている. 経済は、主に工業生産と鉱業に基づいている. ユーラシア経済連合、欧州評議会、集団安全保障条約機構に加盟している.
アルメニアは西暦301年、キリスト教を民族(アルメニア人)および国家(当時はアルメニア王国)として最初に受容し 、アルメニア使徒教会は現代に至るまで存続している. アルメニア文字は西暦405年にメスロプ・マシュトツによって作成された.
1991年、ソビエト連邦の解散に伴い、現代のアルメニア共和国が独立した. その傍ら、ナゴルノ・カラバフをめぐってアゼルバイジャンと、アルメニア人虐殺に対する歴史認識をめぐってトルコと激しく対立しており、幾度となく紛争が発生している. 1991年に独立を宣言したアルメニア人が多数派を占める事実上の独立国アルツァフ共和国(ナゴルノ・カラバフ)を支持している. しかし、2020年ナゴルノ・カラバフ紛争では事実上敗北し、支配下に置いていたナゴルノ・カラバフの大部分をアゼルバイジャンに返還することとなっている.