サルバドール・コロン

サルバドール・コロン
サルバドール・コロン(Salvadoran colón)は、かつてエルサルバドルで1892年から2001年まで使用されていた通貨(ただし2020年時点では公式に廃止はされていない ). 通貨名はクリストファー・コロンブスにちなんでいる. 補助単位はセンターボで、通貨記号は"₡"であった. 1, 2, 3、5, 10, 25, 50センターボ、1, 5コロン硬貨と1, 2, 5, 10, 25, 50, 100, 200コロン紙幣が発行されていた.

1892年8月28日、に代わって法定通貨となった. 1919年にコロン以前の通貨はすべて使用不可となった.

2001年1月1日、経済のアメリカ合衆国ドル化政策の一環として「通貨統合法」が施行され、米ドルが導入された. 為替レートは1ドルが8.75コロン(8コロン75センターボ). 同法律ではサルバドール・コロンと米ドルのどちらも法定通貨として認められているが、サルバドール・コロンは流通が停止したため事実上廃止されている.

  • エルサルバドル
    エルサルバドル共和国(エルサルバドルきょうわこく、República de El Salvador)、通称エルサルバドルは、中央アメリカ中部に位置する、ラテンアメリカの共和制国家である. 北西にグアテマラ、北と東にホンジュラスと国境を接しており、南と西は太平洋に面している. 中央アメリカ5か国のうち唯一、カリブ海に面していない. 首都はサンサルバドル.

    カリブ海の島国を除く米州大陸部全体で最小の国家であるが、歴史的に国土の開発が進んでいたこともあり、人口密度では米州最高である.