リエル

リエル
៛
リエル (រៀល, Riel) は、カンボジアの公定通貨.

ポル・ポト政権下の民主カンプチア時代の1978年に 一旦廃止されたが、同政権崩壊後の1980年に カンボジア国立銀行が設立されリエルも復活. 但し民主カンプチアにおいても貨幣が存在していたという説もある.

の実態と比較してリエルの為替レートが高めに設定されており、特に輸出においては不利な状況におかれるため、カンボジア国内であっても中産階級や富裕層の間では一般に、もっぱら米ドルが使用されているのが実状 だが、地方では一般に現金所得の低い人々が多いこともあって、リエルのほうが広く利用されている. また、公務員の給与はリエル払いが原則である.

* 1米ドル=4001リエル(2012年)→市中では便宜的に1ドル=4000-4500リエルで換算. コンビニエンスストアなどではカウンターに「当店では1ドルを4100リエルとします」のような但し書きが貼られていることが多い.

  • クメール共和国
    クメール共和国(クメールきょうわこく)は、かつてカンボジアに存在した国家である.

    1970年3月18日、ロン・ノル主導のクーデターで国家元首ノロドム・シハヌークを追放し、王制を廃止して成立する. しかし、政権運営当初から国内の抵抗勢力に悩まされ、統治体制は磐石ではなかった. 1975年4月17日、カンプチア民族統一戦線が首都プノンペンを占領し、民主カンプチアを樹立したことによりわずか5年で瓦解した.