ウェールズ語

ウェールズ語
ウェールズ語(ウェールズご、)またはカムリ語 (カムリご、ウェールズ語: Cymraeg または定冠詞付きで y Gymraeg 、)は、ケルト語派のブリソン語である. ウェールズでは母語として話され、イングランド、(アルゼンチン、チュブ州にあるウェールズ人入植地)の一部の人々によって話されている. 歴史的には英語で "British" (ブリテン語)、"Cambrian" および "Cambric" (カンブリア語)、"Cymric" とも呼ばれてきた.

によれば、 3歳以上のウェールズ居住者の19%がウェールズ語を話すことができた. では、3歳以上の21%がウェールズ語を話すことができた. これは、ウェールズ語話者の数が2001年から2011年まで、約58万2000人から約56万2000人に減少したことを示唆している.

国家統計局によって実施された2020年3月の年次人口調査は、85万5200人(28.3%)のウェールズ居住者(3歳以上)がウェールズ語を話すことができた、と結論付けた. 直近のウェールズ全国調査(2018年 - 2019年)の結果は、3歳以上の人口の22%がウェールズ語を話すことができたことが示唆され、さらに16%が「いくばくかのウェールズ語会話能力」を持っていたと言及されている.

2011年ウェールズ語(ウェールズ)措置法によって、ウェールズにおいてウェールズ語に公的地位が与えられた. これによって、ウェールズ語は連合王国では唯一のde jure(法律上)の公式な言語となった(英語はde facto〔事実上〕公式である). ウェールズ語は、英語と並んで、セネッズのde jure(法律上)の公用語でもある. ウェールズ政府は、2050年までにウェールズ語話者を100万人にする計画を持っている. 1980年以降、に通う子どもたちは増加し、ウェールズ語バイリンガル(二言語を使用する)学校や2つの教授言語を使用する(デュアル・ミディアム)学校に通う子どもたちは減少している.

コーンウォール語やブルトン語と同じガロ・ブリトン語群Pケルト語に属する. 一方、アイルランド語(ゲール語)、スコットランド・ゲール語、マン島語は、ゴイデル語群Qケルト語に属する. Qケルト語とは、kw という音を文字 q(後に文字 c)で書いたからであり、一方Pケルト語とは kw の音が文字 p で表される音に転化したからである.

ウェールズ語名のCymraegがカナ表記されることは稀だが、日本カムリ学会ではCymraegを「カムライグ」、「ウェールズ」の意味のCymruを「カムリ」としている. ウェールズ (Wales) とはもともと古英語で「よそ者」を意味するwēalesに由来し、侵略者であったアングロ・サクソン人から見た呼び名である. そのためもあって英語ではウェールズ語のことをWelshのほかCymric(キムリック)とも呼び、ドイツ語でもWalisischとKymrisch両方の呼び名が通用している.

  • イギリス
    グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこく、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)、通称イギリスは、ヨーロッパ大陸北西岸に位置し、グレートブリテン島、アイルランド島北東部その他多くの島々からなる立憲君主制国家である. 首都はロンドン. 英語圏では(ユナイテッド・キングダム)、頭文字を取って(ユーケー)と略称される. 日本語における通称の一例として英国(えいこく)がある(「国名」を参照).

    イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという歴史的経緯に基づく4つのカントリー(「国」)が、同君連合型の単一主権国家を形成している. また、2020年1月31日まで欧州連合(略称:EU)に属していたが離脱した (ブレグジットを参照). イギリスは国際連合安全保障理事会常任理事国であり、G7・G20に参加する先進国である. また、経済協力開発機構、北大西洋条約機構、欧州評議会の原加盟国である.