マルタ語

マルタ語
マルタ語(マルタ語:Malti, Lingwa Maltija)は、マルタ共和国で公用語として話される言語. 欧州連合(EU)の公式言語の一つ. 言語はアラビア語の口語(アーンミーヤ)の変種の一つであるが、ロマンス系語彙の借用語が多いことから(ただし、これはマグリブの口語全体にいえることである)別言語とする学者もいる.

マルタは870年から220年間ファーティマ朝が支配した. その間に言語のアラビア化が進んだとされる.

ヨーロッパ圏唯一のアフロ・アジア語族 - セム語派の言語である. アラビア語の口語(アーンミーヤ)の中では、マグリブ方言に最も近い.

シチリア語、イタリア語など、ロマンス系の語彙を多く含み、セム系言語で唯一のラテン文字による正書法を持つ.

それまで公用語であったイタリア語に代わり、1936年に英語と並んでマルタの公用語に採用された. 今日では、約60万人の話者がいる. オーストラリアやアメリカ合衆国、カナダへ移民した人々の間でも使われている.

現存する最も古い使用例は、15世紀にPietro Caxaroにより書かれた、「Il Cantilena」である. 何世紀もの間、マルタ語は話し言葉であり、記述する時には、アラビア語、のちにイタリア語が使用された.

  • マルタ
    マルタ共和国(マルタきょうわこく、マルタ語: Repubblika ta' Malta、英語:Republic of Malta)、通称マルタ(Malta)は、南ヨーロッパの共和制国家. イギリス連邦および欧州連合(EU)の加盟国でもあり、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロ、首都はバレッタである. 地中海中心部の複数の島からなる小さな島国で、人口は約44万人. いわゆるミニ国家の一つ.

    イタリアのシチリア島の南に位置し、面積は316km2で、東京23区の面積622.99km2の約半分の大きさで、人口は約44万人、人口密度は約1380人/km2である.