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フィンランドの国旗

フィンランドの国旗 (Suomen lippu、Finlands flagga) は、20世紀初頭から使用されるようになった国旗。場合によっては、siniristilippu(「青十字旗」の意)とも呼ばれる。白地にキリスト教を反映しているとされる青のスカンディナヴィア十字を描いた旗 。政府公用旗は、市民旗に四角形のフィンランドの国章がスカンディナヴィア十字の交点の部分に配置された物である。この政府公用旗の旗尾に燕尾型にしたものが軍旗として使用される。更に大統領旗も制定されており、こちらは軍旗の左上の白い部分に、自由十字勲章にちなんだ自由十字が配置されている。スウェーデンの旗のように、フィンランドの国旗は、スカンディナヴィア十字を基にした旗である。この国旗は、フィンランドがロシア帝国の属国(フィンランド大公国)から独立を宣言して成立したフィンランド王国で採用された。これは、多くの愛国的なフィンランド人達が自分たちの国のための特別な旗を欲していた際に制定された。ただし、このデザイン自体は19世紀に行われている。この国旗に使われた青の色は、フィンランドにある数千の湖と海と空を、白が国土を覆う雪を反映しているとされる。この色の組み合わせは、100を超えるフィンランドの州旗、軍旗、自治体旗に使用されている。

1809年までおよそ600年に渡ってフィンランドは、隣国スウェーデンの支配下にあり、スウェーデンの一部であった(スウェーデン=フィンランド)。しかし、スウェーデンが第二次ロシア・スウェーデン戦争でロシア帝国に敗北すると、フレデリクスハムンの和約によって、フィンランドの地はロシア帝国に割譲された。時のロシア帝国皇帝のアレクサンドル1世は、フィンランドの解放者との立場をとり、フィンランド人に大幅に自治を認め、ロシア帝国の属国であるフィンランド大公国が建国された。このフィンランド大公国の国旗は、宗主国であるロシア帝国の国旗と同一の国旗であった。

最初の「フィンランドの旗」として知られる旗は、フィンランド大公国期の1848年に現在のフィンランドの国歌「我等の地」と共に、初めて使用されている。この旗のデザインは、白地にフィンランドの国章を置き、その周りに月桂樹の葉を配置したものであった。

現在の青い十字を用いたデザインは、1861年にヘルシンキで結成されたヨットクラブ「Nyländska Jaktklubben」において、フィンランド国内で初めて使用された。ただし、この旗は白地に青い十字に加えて、2つの交差する枝に囲まれ、王冠を付けたウーシマー州の州章が左上に配置されていた。ただし、この旗の十字のデザインは、「Nyländska Jaktklubben」の設立以前に存在していた、サンクトペテルブルク・ヨットクラブのものに近かった。このデザインは、ロシア帝国海軍の軍艦旗を基にしていたとも言われている。ただし、ロシア帝国海軍の軍艦旗は、白地に青色のサルタイア(X字の十字)を用いた物であり、スカンディナヴィア十字のものではない。クリミア戦争の間、イギリス・フランス艦隊に捕縛されたフィンランドの商船は、セント・ジョージ旗と呼ばれた旗を掲げた。これは、ロシア税関旗を基とした旗であった。その違いは、そのセント・ジョージ旗の十字が現代的な旗より幾分色が薄い程度で、その形はほぼ同じであったことによる。そして、個人船のために1861年に別の旗として、青十字の旗が公的に作成された。

1910年、フィンランドのロシア化に関連してロシア当局は、青十字の旗のカントンの部分にロシア帝国の国旗を追加する法令を布告した。しかし、この布告がフィンランドの反ロシア勢力に伝わると、その旗は「奴隷の旗 (Orjalippu)」と呼ばれ、フィン人達はその旗を掲げることを拒否した。その代わりに、この修正を行っていない三角形のペナントが掲げられ、それによって、この旗に関する布告を回避した。

この布告から7年後の1917年、フィンランドはロシア革命と同時期にフィンランド大公国が倒され、フィンランド王国が建国され、ロシアから完全に独立する。この時は、フィンランド国旗が定まっていなかったため、フィンランドの国章を中央に置いた赤い旗が暫定的な国旗として使用された。そして、フィンランド国旗のデザインを競うコンペティションが開かれた。様々なデザインの旗が出品された。この際、出品された旗は、色使いから主に2つに分けられる。1つ目が、赤と黄色を主に使用した旗が挙げられる。これは、フィンランドの国章に由来していた。そして、もう一方が現在の青と白を用いた旗である。

これらの旗の中のある旗は、デンマークの国旗(ダンネブロ)に酷似しており、赤色の下地に黄色のスカンディナヴィア十字を用いていた。出品された他の旗では、青と白の対角線方向のストライプ模様のものも有った。しかし、この旗は、新たに独立した国家の旗よりも、床屋の旗にふさわしいと酷評された。この中には、フィンランドの著名な画家であるアクセリ・ガッレン=カッレラのデザインした旗も出品された。この旗は、現在のフィンランドの国旗と似た旗であるが、現在の旗と比較すると青と白の色が反転しており、青地に白いスカンディナヴィア十字が描かれたものであった。しかし、このデザインの旗は、スウェーデンの国旗や、特に当時のギリシャの国旗と似すぎていると考えられた 。最終的に、芸術家のエーロ・スネルマンとブルノ・トゥーッカネンがその旗から最終的な旗のデザインを行った。そして、現在の国旗とほぼ同じデザインの旗 が国旗として使用されることになり、1918年5月25日に暫定的に使用されていた国旗に代わり、そちらの国旗が正式な国旗として採用された。

スカンディナヴィア十字の交点に国章の入る政府公用旗や軍旗は、1922年にフィンランド国章の上の王冠を削除する修正が入り、1978年には国章の形を盾形から四角形に変更する修正が入っている。

フィンランドの法律において、フィンランド国旗の比率は黄金比に非常に近い11:18と定められている。ただし、旗尾が燕尾型となる形式の軍旗や大統領旗では、旗尾が長くなり11:19となる。また、スカンディナヴィア十字の部分は、白地と青地の3部分の比率を、4:3:4(垂直方向)、5:3:10(水平方向)とするように定められている。また、旗柱に掲揚する場合は、旗柱の高さの6分の1の幅の旗を使用することが推奨されている。

フィンランド国旗は3つの異なる場面で使用される。通常の国旗は、市民や組織、自治体、県などで広く使われている。更には、掲揚する本人たちが、掲揚するのに適していると考えるのであれば、いつでも国旗を掲揚することが許可されている 。また、長方形の政府公用旗は、フィンランドの中央政府および州政府の組織 や、フィンランドの2つの国教の教会(フィンランド福音ルター派教会、フィンランド正教会)、そして軍艦を除く公用の船舶で使用される 。
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フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく、Suomen tasavalta、Republiken Finland)、通称フィンランドは、北ヨーロッパに位置する共和制国家。北欧諸国の一つであり、西はスウェーデン、北はノルウェー、東はロシアと隣接し、南はフィンランド湾を挟んでエストニアが位置している。

中立的外交の裏では、外交・安全保障やエネルギー政策を巡り東西の綱引きが行われている。国内には原子力発電所があり、オンカロ処分場は2020年に開設されれば世界初の使用済み核燃料の最終処分場となる。情報産業も政治と関係しており、公職経歴者が民間企業の幹部になる例として、エスコ・アホという首相経験者がノキア取締役を務めているようなことがある。
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