アルタ・ベラパス県 (Departamento de Alta Verapaz)
主要な町にチセク、サン・ペドロ・カルチャ、サン・クリストバル・ベラパスが挙げられる.
アルタ・ベラパス県は北部が低く南部が高くなっており、気候は標高に応じて異なる. 県の南東部には標高2375メートルに達するが東西に走る. 県都コバンの標高は約1500メートルと首都グアテマラシティとほぼ同じで、気温も同じくらいだが、湿度はずっと高く、霧と小雨の混じったような天候が続く. 北部低地は高温で極端に多湿である. 雨季と乾季の区別が存在するが、乾季は2月から4月とグアテマラのほかの地域に比べて短い.
カアボン川とポロチク川の2つの川が東に向かって流れる. 2つの川は東のイサバル県で合流し、イサバル湖に注ぐ. 西のキチェ県との県境付近をチクソイ川が北に流れる.
雲霧林が発達し、グアテマラの国花のモンハ・ブランカや、国鳥であるケツァールが生息する.