アルマトイ (Almaty)
キルギス共和国および中国との国境に近く、南に天山山脈を望む風光明媚な街として知られている. 中央アジア最高水準の世界都市であり 、1997年まで同国の首都であった. 2002年まではアルマトイ州の州都であったが、2003年に州都の地位をタルディコルガンに譲り、政令指定地区とされた. をはじめ多くの高等教育機関、政府機関などがある.
1991年にソビエト連邦を解体し、独立国家共同体を始動した協定はここアルマトイで調印された. 遷都後の現在でもアルマトイはカザフスタンで最大の都市であり、商工業・文化の中心都市である.
日本語に広く定着している「アルマトイ」は町の名前のキリル文字綴りをロシア語の日本語転写の慣例によってカタカナに写した場合、「アルマトゥイ」となるはずのものを、さらに「トゥイ」を「トイ」に略したものである(ыを参照). カザフ語の発音に近い「アルマトゥ」と書かれることもある. 英語読みでアルマティとすることも.
アルマトゥ(Алматы)は、1921年に現在のカザフスタンの前身である自治共和国が成立する前から町を指して使われていたカザフ語の名称であり 、19世紀にロシア人がこの地に進出した後もカザフ族からはアルマトゥと呼ばれることが多かった. 語源は「リンゴの里」であり、かつては町の近辺にリンゴ林が広がっていたが、現在は都市開発に伴ってリンゴの樹は数を減らしている.
かつて、日本を含め国際的にはこの町はアルマ・アタ(Алма-Ата)という名称で呼ばれていた. これは、カザフ語ではなくロシア語での呼称で、ソ連時代に事実上の公式名称となっていたものである. アルマ・アタ(英:Alma-Ata)は、カザフ語でアルマ(алма)は「リンゴ」、アタ(ата)は「父」を意味するため、「リンゴの父 」を意味していた.
町の元になったヴェールノエ要塞は「忠誠の土地」を意味する言葉である.
地図 - アルマトイ (Almaty)
地図
国 - カザフスタン
カザフスタンの国旗 |
カザフスタンは中央アジアで経済的、政治的に最も支配的な国家であり、石油・天然ガスを中心とする資源に恵まれ 、中央アジアの国内総生産(GDP)の60%を生み出している. 国土面積は272万4900平方キロメートルと世界第9位 で、世界で最も広い内陸国であり、イスラム教徒が多数派を占める国としても世界最も広大かつ最北端である. 人口は約1900万人 で、人口密度は世界でも低い国の一つであり、1平方キロメートルあたり6人以下(1平方マイルあたり15人)である.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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KZT | テンゲ (Kazakhstani tenge) | ₸ | 2 |