ガリシア州 (Galicia)
ガリシアはおよそ北緯41度から北緯44度の間に位置する. 年間を通して穏やかな気候で、最寒月でも摂氏8度以下になることは少ない. 1年を通じて雨が降り、年間降水量も豊富である. しかし、内陸部に入ると気候も気温・降水量も違ってくる. また、入り江の多い複雑な海岸線で知られており、海面上昇で形成されるリアス式海岸の語源となったのがこの地域で、「リアス」とはガリシア語あるいはカスティーリャ語(スペイン語)での入り江(リア)の複数形である. この地形のために漁業が盛んであり、特にポンテベドラ県沿岸部のリアス・バイシャスでは養殖漁業が盛んである. また、観光客には美しい風景が魅力となっている. 地層は多様であるが、変成岩と花崗岩が主である. なお、この花崗岩はサンティアゴ・デ・コンポステーラなどで舗装材などとして用いられた.
主なリア:
* リア・デ・フェロル
* リア・デ・ベタンソス
* リア・デ・コルーニャ
* リア・デ・ムーロス・エ・ノイア
* リア・デ・アロウサ
* リア・デ・ポンテベドラ
* リア・デ・ビーゴ