キッティラ (Kittilä)
北極圏のラップランドに位置する. 人口は6536人(2021年12月末) 、面積は8263平方キロメートル(このうち水域が169平方キロメートル). 人口密度は1平方キロメートルあたり0.81人である.
レヴィ高原にあるスキーリゾート・レヴィでは、毎年アルペンスキー・ワールドカップの序盤にスラローム種目が行われる. 近隣のカトカ高原とあわせて、滑空やクロスカントリー、スノーシューによる散策なども楽しめる.
2006年6月5日、カナダの鉱山会社アグニコ=イーグル・マインズがキッティラで金鉱の採掘を新たに開始することが発表された. 完全に稼働すれば、欧州最大の金鉱山となる. 専門家は、同金鉱の埋蔵量は300万オンスを下らないと述べた. 鉱山会社は少なくとも13年間は、毎年平均15万オンスの金を産出する見込みである.
キッティラ空港にはブルーワンとフィンランド航空、フィンコム航空が就航している. TUIエアウェイズも、スキーシーズンやクリスマスの時期にイギリス各地を結ぶ臨時便を運航している. トーマス・クック航空も、毎年11月から4月にガトウィック空港から乗り入れている.
キッティラは、フィンランドの観測史上最低気温(1999年1月の-51.5度)を記録したことで有名である. 毎年5月29日から7月16日は白夜、12月14日から12月29日は極夜の期間となる.
極めて強い亜寒帯気候である.
地図 - キッティラ (Kittilä)
地図
国 - フィンランド
フィンランドの国旗 |
国体の変化が激しい歴史を持つ国家であり、王制から共和制へ変換された国々の一国として知られている. ロシア帝国が第二次ロシア・スウェーデン戦争後にフィンランドを併合してフィンランド大公国にした1809年まで、スウェーデン王国に属していた. 後に、ロシア帝国がロシア革命で崩壊したことで1917年に独立を果たした. 独立後、フィンランドでは4つの戦争が行われた. 1918年のフィンランド内戦、ロシア革命で成立したソビエト連邦との冬戦争(1939年~1940年)、第二次世界大戦(独ソ戦)に伴うソ連との継続戦争(1941年~1944年)とソ連との講和後のナチス・ドイツとのラップランド戦争(1944年~1945年)である. それぞれの戦争において、共和国の軍隊は、軍の最高司令官であるマンネルへイム元帥によって率いられた. 冬戦争と継続戦争により幾らかの土地をソ連に奪われるも、ソ連に併合されたバルト三国と異なり独立を維持した.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
---|---|---|---|
EUR | ユーロ (Euro) | € | 2 |