クアラルンプール (Kuala Lumpur)
マレー半島南部の丘陵地帯にある. 東南アジア有数の世界都市に数えられる. 一般的にKLと略して称される. 漢字表記は吉隆坡.
クアラルンプールはマレー語で「泥の川の合流地点」という意味があり、市中心部にある代表的なモスク「ジャメ・モスク」の付近で、ゴンバック川とクラン川が合流していることが基になっている. 正式には連邦領クアラルンプール(Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur)と称し、中国語では吉隆坡(北京語読みは「ジーロンポー、」、広東語読みは「ガッロンポ―、Gat1lung4po1」)と記される.
多民族が平和的に共存するマレーシアの首都らしく、多彩な文化が混ざり合ったことがかもし出す賑やかな雰囲気が特徴である. 近年は高速道路や市内鉄道、モノレールなどのインフラ開発が進み、豊かな緑の中に高層ビルが立ち並ぶ東南アジア有数の近代都市となった. また、東南アジアの大都市には珍しく、市街地が清潔で治安がいいことも特徴である.
アメリカのシンクタンクが2017年に発表した総合的な世界都市ランキングにおいて、世界39位の都市と評価された. 東南アジアではシンガポール、バンコクに次ぐ3位である. また、日本の民間研究所が2016年に発表した「世界の都市総合力ランキング」では、世界39位と評価されており、東南アジアではシンガポールに次ぐ3位である.
連邦政府機能を市東南郊外の新行政都市プトラジャヤ(Putrajaya)へ移す計画が進行中.