グランドコモロ島 (Grande Comore)
人口は2006年の推計で316,600人、面積は1,148km2とコモロ諸島で最も大きく、首府モロニはコモロの首都ともなっている.
他のコモロ諸島の島々と同じく、グランドコモロ島も火山島であり、なかでも島の最高峰であるカルタラ山(Le Karthala. 標高2,361m)は活火山である. カルタラ山は数十年に一度の噴火を繰り返しており、2005年にも噴煙を10km以上も噴き上げる大規模な噴火が起きた. コモロ諸島では最も広く標高が高い島だが、活発な火山活動のため火山灰でできた土壌の透水性が非常に高く、降水量が多いにもかかわらず河川が一切存在しない. このため土壌浸食は抑えられているものの、水源はわずかな地下水に頼らざるを得ない.
気候はサバナ気候に属し、明確に雨季と乾季にわかれるものの、降水量は非常に多く、年間降水量はモロニで約2800mmであり 、カルタラ山の一部では8700mmにまで達する.
地図 - グランドコモロ島 (Grande Comore)
地図
国 - コモロ
コモロの国旗 |
1975年7月6日、フランスから独立したものの頻繁にクーデターが発生し、1990年代には2島が独立宣言を行い国家解体の危機に陥った. その影響から経済が低迷し後発開発途上国および小島嶼開発途上国に指定されている. 現在も近海ではたびたびシーラカンスが捕獲される.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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KMF | コモロ・フラン (Comoro franc) | Fr | 0 |