コペル (Koper)
イタリア、クロアチアとの国境に面し、イタリアの都市トリエステとクロアチアの都市ブイェに接している. スロベニア語と共に、イタリア語が市の公用語となっている.
市街にはコペル港が面しており、貿易の拠点である. イタリア領とクロアチア領の間を縫って、海まで伸びる回廊状のスロベニア領の尖端に位置する、スロベニア唯一の商業港である (商業港以外では、コペルに隣接する小さな港町イゾラと軍港を持つピランがある). 一方、かつてコペル港を構成していたアンカラン地区は市政府との港をめぐる対立から、2011年に単独の自治体へ分離独立している.
人口は52,630人(2020年推計 )で国内の自治体では4番目に多い. そのため通常の市(基礎自治体)ではなく特別市という扱いとなっている. プリモルスカ大学のキャンパスがある.