セウタ (Ceuta)
モロッコに隣接し、地中海と大西洋の境界線に沿って位置する. メリリャとともにアフリカ大陸にあるスペインの都市のうちの1つである. 1995年3月14日まではカディス県の一部であった. 1995年3月14日にセウタとメリリャの両方に自治権規約が制定された.
セウタはメリリャやカナリア諸島と同様に、スペインが欧州連合に加盟する前は自由港として分類されていた. セウタの人口は、キリスト教徒、イスラム教徒、少数のセファルディム系ユダヤ人、現代のパキスタンから来たシンディ系ヒンズー教徒で構成されている.
公用語はスペイン語. また、人口の40 - 50%がモロッコ出身者であるため、アラビア語モロッコ方言も話されている.
スペイン軍が駐留する の周辺に町が広がっている. 沖合いの小島、も含まれている. ギリシャ神話に登場するヘラクレスの柱は、モンテ・アチョか、セウタから西数kmのモロッコ領ののことではないかと考えられている. 地中海性気候である. 三方を海に囲まれているため夏と冬が温暖で、降雨は不定期である.
アフリカ大陸の旧の一部にあたるため、メリリャ共々、スペインの植民地(海外領土)と言われることがあるが、スペイン政府は本土と同等の領土と見做している.
なお、1954年に独立したモロッコは、メリリャなどと共に領有を主張しているが、スペイン側は固有の領土として応じていない.