ソンクラー県 (Changwat Songkhla)
県名は、マレー語のシンゴラ(Singola、サンスクリットのSinghala、ライオンの意味)に由来する. ソンクラー市の近辺にライオンの様な山があるからである.
ソンクラー県は他の県と違い、県庁所在地が一番大きな郡ではない. 県庁所在地であるムアンソンクラー郡の人口162,739人に対して、ハートヤイ郡は378,002人とより大きい. このためソンクラー県の県庁所在地はハートヤイ郡であるという勘違いがタイ人一般でもよく起こっている.
ソンクラー県は、タイランド湾のマレー半島に位置し、県内最高峰はカオ・マイケーオ(821m)である. 県北部にはタイ最大の湖、ソンクラー湖があり、その面積は1,040 km2で、南北78kmもの長さを抱える. またソンクラー湖の淡水はソンクラー市の近くで海に流れ出している. ちなみに湖ではエーヤワディーイルカ()が湖に生息しているが、現在乱獲により絶滅の危機に瀕している.