ターク県 (Changwat Tak)
アジアで2番目の大きさを誇るプーミポン・ダムがある(ちなみに第一位は未完成の長江ダムである). ダムが作る人工湖はタイ最大の300km 2を誇る.
県は中央よりやや南が東西から締め付けられる形でくびれており、特にくびれたところから南部は入植が比較的少なかったために手つかずの自然が残っている. この地域の一部はユネスコの世界遺産(自然遺産、トゥンヤイ-フワイ・カーケン野生生物保護区)に登録されたフワイ・カーケン野生生物保護区の保護地区でもある. 県内は全体に山岳地帯が多く、森も多いことから耕作に適した地域が非常に少ない. 一方、県内には6つの国立公園を抱え上記世界遺産の緩衝地帯を形成している.
また県は亜鉛、石灰石、長石、大理石、石炭などの工業用の鉱石を多く産出する. このため県内には50近くの採掘場が設置されており、これらは年間40億バーツもの利潤を県内にもたらしている.