テテヴェン (Obshtina Teteven)
テテヴェンは1421年の文書に初めて記録される. 町の名前はテテョ(Тетьо / Tetyo)という人物の一族にちなむと考えられる. テテョはこの地方に初めて住み、ここに町を築いた人物である. 町の古い名前にはテテュヴェン(Тетювен / Tetyuven)やテテュヴェネ(Тетювене / Tetyuvene)といったものがある.
16世紀から17世紀にかけて町は栄えたが、トルコ人による略奪者集団によって1801年に襲撃され、町は焼き払われ、破壊された. 3000軒あった家屋のうち残されたのは4軒のみであった. 後に町は復興され、19世紀にはブルガリアの独立を求める武力闘争が起こり、ヴァシル・レフスキによる内部革命組織の革命家を保護した.
毎年、夏になるとテテヴェンではチェスのトーナメントが開かれる. これはブルガリアで最大のチェスの催しである. 2006年に開かれた第21回大会では、ブルガリア各地からあつまった130人の選手が参加した.
南極大陸のサウス・シェトランド諸島にあるリヴィングストン島のテテヴェン氷河(Teteven Glacier)は、テテヴェンにちなんで命名された.