バイーア州 (Bahia)
ポルトガル人探検家ペドロ・アルヴァレス・カブラルがバイーア州の南のポルト・セグーロに着いたのは1500年. ポルトガル領となったのは1549年である. ブラジルに砂糖が持ち込まれて以降、同地は他の北東部地域と同じく大規模砂糖農園が広がり、そこで働く農園奴隷を供給するためにサルヴァドールの港を通じ大西洋奴隷貿易が行われ多数のアフリカ人奴隷が流入した. このような歴史的経緯から現在もバイーア州は黒人、混血の割合がブラジルの他の州と比べても高い. ブラジルの植民地時代ではサルヴァドールに総督府が置かれ、リオデジャネイロに首都が移されるまで同都市はブラジルの政治的中心地であった.