地図 - マルサ・マトルーフ (Mersa Matruh)

マルサ・マトルーフ (Mersa Matruh)
マルサ・マトルーフ(Mersa Matruh)は、エジプトの港湾都市. 地中海に面し、マトルーフ県の県都である. アレクサンドリアから西に240km、エジプトとリビアの国境近くにあるサルームからは東に222㎞の地点に存在する. ナイルデルタからリビア国境に向かう幹線道路上に位置し、また西の砂漠にあるシワ・オアシスや南の砂漠にあるバハレイヤ・オアシスへの幹線道路が分岐している. 古代エジプトからアレクサンドロス大王の統治期にかけては、この町はアムニアの名で知られていた. その後、プトレマイオス朝並びにビザンツ帝国統治期にはParaitonion (Παραιτόνιον)、ローマ帝国期にはParaetoniumの名で呼ばれていた.

マルサ・マトルーフは有名な観光地であり、ヨーロッパ人やカイロ市民が休暇を過ごすリゾート地となっている. こうした観光客はマルサ・マトルーフ空港からやってくる. この町は柔らかい白い砂浜と穏やかな透明な水を観光の目玉としている. 海岸は沖合にある軽船舶が通行可能な小さな開口部を備えた岩礁が天然の防波堤となっており、外海から保護されている.

この都市は古代エジプト時代に小さな漁村として始まり、紀元前1200年ごろのラムセス2世時代の寺院の遺跡が存在している. アレクサンドロス大王の時代にはアムニアと名付けられた. プトレマイオス朝期にはParaitonionと呼ばれていた. ローマ帝国がエジプトを占領するとこの地はParaetoniumと呼ばれるようになり、エジプトの作物を船積してローマへと送る貿易港として繁栄した. 第二次世界大戦中は、イギリス軍のBaggush Boxが市の東に建設された. 1936年2月にFukaからの鉄道線の延長が完了してから 、マルサ・マトルーフはエル・アラメインを通過する単線鉄道のターミナルとなった.

 
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国 - アラブ連合共和国
エジプトの国旗
アラブ連合共和国(アラブれんごうきょうわこく、, United Arab Republic, 略称UAR)は、1958年にエジプト共和国が、シリア共和国と連合し作られた国家である. アフリカ大陸の北東部分およびアジア大陸の西側に位置した飛び地国家で、人口はエジプト2,598万人、シリア457万人(1960年センサス)、面積1,186,630km2(エジプトとシリアの合計)であった. 首都はカイロ. しかし、1961年にシリアが連合を離脱したのに伴い、連合は解体した. エジプトは1971年までこの名を名乗り続けたが、現在ではエジプト・アラブ共和国(エジプト)となっている.

通貨 / 言語  
ISO 通貨 シンボル 有効数字
EGP エジプト・ポンド (Egyptian pound) £ or جم 2
ISO 言語
AR アラビア語 (Arabic language)
FR フランス語 (French language)
EN 英語 (English language)
Neighbourhood - 国  
  •  スーダン 
  •  リビア 
  •  イスラエル