ウズベキスタン (Republic of Uzbekistan)
ウズベキスタンの国旗 |
ウズベキスタンはテュルク語圏の一部であり、テュルク評議会、テュルク文化国際機関、のメンバーでもある. 国連、WTO、CIS、上海協力機構(SCO)、ユーラシア経済連合、CSTO、OSCE、イスラム協力機構などの国際機関に加盟している.
同国は様々な民族によって構成されている多民族国家で、6つの独立したトルコ系国家の一つに数え上げられる. 世俗的な国家であり、大統領制の立憲政治が敷かれている.
国内の主要民族はウズベク人で、総人口の約83%を占める. 主な少数民族としては、ロシア人(2%)、タジク人(4~30%) 、カザフ人(3%)、タタール人(1.5%)、カラカルパク人(2%)などがいる. ロシア人やその他の少数民族が他国へと移住し、ソビエト連邦時代に他国に居住していたウズベク人がソ連崩壊に伴う独立回復後にウズベキスタンへ帰国していることから、同国内に住むウズベク人以外の民族の割合は減少傾向にあるとされている.
ウズベキスタンは12の地域(ヴィラヤット)、タシュケント市、1つの自治共和国カラカルパクスタンで構成されている. また、NIS諸国の一つにも数えられている.
国内ではウズベク語が主に話されているが、ロシア語も共通語として使われている. 宗教はイスラム教が主流であり、ウズベク人の多くはイスラム教スンナ派である.
非政府の人権団体はウズベキスタンを「市民権を制限した権威主義国家」と定義しているが、独裁者イスラム・カリモフの死後、シャヴカト・ミルズィヤエフ政権下で大きな改革が行われている. この改革により、隣国のキルギス、タジキスタン、アフガニスタンとの関係は劇的に改善された. 2020年の国連報告書では、国連の持続可能な開発目標の達成に向けて多くの進展が見られる.
ウズベク経済は市場経済への移行が徐々に進んでおり、対外貿易政策も輸入代替を基本としている. 2017年9月、同国通貨は市場レートで完全に兌換可能となった. ウズベキスタンは、綿花の主要な生産国であり、輸出国でもある. ソ連時代からの巨大な発電施設と豊富な天然ガスの供給により、ウズベキスタンは中央アジア最大の電力生産国となっている. 2018年から2021年にかけて、共和国はスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)およびフィッチからBB-の格付けを受けた. ブルッキングス研究所が示す強みとしては、ウズベキスタンに大きな流動資産、高い経済成長、低い公的債務があることである.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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UZS | スム (Uzbekistan som) | so'm or Ñўм | 2 |