プッリャ州 (Puglia)
しばしばブーツに喩えられるイタリアの「かかと」に当たる地域で、南東にサレント半島が突き出している. 東はアドリア海を隔ててギリシャ・バルカン半島と向き合い、南はターラント湾に面している. 肥沃な平原が広がる地形で、古くから穀倉地帯として知られた. 古代にはギリシア人が植民都市を築き、次いでローマ人がこの地を征服してアッピア街道を延伸した. 以後、東ローマ帝国、ノルマン人・フランス人・スペイン人(シチリア王国・ナポリ王国)など、さまざまな民族や国家の支配を受けた. ターラントやブリンディジなどの港湾都市は古代以来の歴史を有する.
この州名のカナ転記にはいくつかの表記揺れが存在する. Puglia の標準イタリア語での発音は であるが、促音を加えて「プッリャ」と表記されるほか、「プーリア」、「プーリャ」などとも表記される.
古代には、現在の州域の北部・中部がアプーリア(Ἀπουλία)、アプリア(Apulia)の名で呼ばれていた. Apulia、Apulien など、ヨーロッパの言語ではこれをもとにした呼び方がされることがある.
地図 - プッリャ州 (Puglia)
地図
国 - イタリア
イタリアの国旗 |
イタリアはヨーロッパにおける古代文化の発祥地の一つとして知られ、同時に世界的な文化大国の一国に数えられている. 文化・学問・宗教で歴史的に影響力を発揮しており、バチカン市国を首都ローマの領域内に事実上保護し、レオナルド・ダ・ヴィンチやガリレオ、ミケランジェロ、コロンブス、マキャヴェリといった偉人たちの故国でもある. かつてのローマ帝国の中枢となる地域であり、またルネサンスやリソルジメントなどの幾つかの世界史的事象の主要な舞台となった.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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EUR | ユーロ (Euro) | € | 2 |